瀬戸山先生が令和7年度第66回日本脈管学会学術総会でJapanese College of Angiology Award (JCAA)賞を受賞しました!脈管学会は、他科横断的な血管・脈管領域の国内最大の学会であり、JCAAの最優秀賞は非常に栄誉ある賞です。瀬戸山先生、本当におめでとうございます!
日時 |
令和7年10月16日 |
学会名、場所 |
第66回日本脈管学会学術総会、東京・都市センターホテル |
演題タイトル |
急性肺動脈血栓塞栓症が慢性期の肺循環動態に与える影響 |
受賞者 |
産業医科大学 第2内科学 学内講師 瀬戸山 航史 |
指導者 |
産業医科大学 第2内科学 教授 片岡 雅晴 |
詳細と受賞コメント
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このたび、日本脈管学会学術総会においてJCAA最優秀賞の栄誉にあずかりましたことを、謹んでご報告申し上げます。ご指導・ご支援を賜りました諸先生方、共同研究者ならびに関係各位に、心より御礼申し上げます。本発表では、2025年改訂の静脈血栓症および肺高血圧症ガイドラインを踏まえ、急性肺動脈血栓塞栓症(APTE)発症後の遠隔期における慢性血栓塞栓性肺疾患(CTEPD)の発症実態を検証し、CTEPDの発症率が64%であること、さらにCTEPD群における新定義(運動時を含む)に基づく肺高血圧症の有病率が65%であることを報告いたしました。これらの知見は、APTE後の体系的な再評価と、最適な診療アルゴリズムの構築に資するものと考えております。本成果は、総合的なご指導を賜った片岡雅晴教授をはじめ、日頃よりご助言・ご協力をいただく諸先生方、スタッフ、そして日々研究を支えてくださる同僚の皆さまのお力添えの賜物です。ここに深甚なる謝意を表します。今後も本研究結果を礎に、病態解明と臨床応用の一層の進展に努めてまいります。 |